設計とは先回りすることで、経験はそれを助ける

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そろそろ就職してから1年経つ。 それはそれとして最近思うことを書く。

思うことというのはタイトルの通りで、設計とは先回りするということで、経験は先回りを助けてくれる。 でも経験は結論を残して頭から去ってしまうので、経験を外部媒体に記録するのはめっちゃ有効。 ちなみに私のチームではQiita:Teamを使って経験の記録がされていて、助かる。 厳密にはQiita:TeamとGHEとCodiMDとGSuiteをよしなに使い分けているけどまあそれは別のお話。

この一年経験したことはざっくり以下

インフラの設計というのは、これらに耐えられるようにすること。 現在のサービスを落とさないようにするだけではない。 設計によって、サービスを簡単に改良できる仕組みを作るっていうこともできる。 サービスを維持しながらインフラ全体を切り替える設計、あるいは一部を切り替える設計をしておくと、あとあと細かい改善がしやすくて良い。技術的なインフラの単位ではなく価値の単位でメンテナンスができるとなお良い。

で、設計がどう大事かという話は今日は置いておいて、私は今効果測定で困っている。 それ以外は設計していたのでシュッと解決した。 どういう風に効果を測定するかを考慮しない設計で、あとから効果測定するのはめっちゃきつい。 すでに取れているメトリクスから効果を測ろうとすると、こじつけっぽくなってしまう。 測定値から効果を見るのであって、効果を当てて測定値を見るのではない。 まあ仮説検証っていうのはあるけど、それはアクションの前にすることで、やっぱりアクション後に効果を測定するときにすることじゃない。

オライリーの入門 監視という本がその辺の解決へのヒントを教えてくれた。 監視すること、メトリクスを取ることはQAであると示して、実際にどんなメトリクスが有効かを教えてくれる。良い本だと思う。

未来に起こることに耐える設計はむっちゃ良い。 そしてそれを作るには経験が役に立つと感じた。 それ以外だと妄想力に頼ることになるが、こっちは記憶より信用ならない。 経験を”積んで”いこうな。もちろんURLを持った形で。